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簿記3級を暗記せずに解きたいからやっていた方法 ~まず現金で考える~

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簿記を勉強していて感じたのが、
普通の学校の勉強とか受験勉強と違って
「何となく唐突に難しいことが始まる」感じがめちゃくちゃありました!


それに解き方のテクニックとかもあまり参考書に載っておらず、
考え方のとっかかりみたいなのが掴めないまま、
経理経験もない初心者ののり子にはとにかく謎だらけでした…。


かと言って、集中力も根気もないので、
丸暗記もできないし、理解していないと記憶の定着も悪く、すぐ忘れてしまう…。
(書いてて酷いですね、個人的な問題です)


そこで、私が全くの経理未経験者だからこそ思った、
簿記3級のつまづいてしまったポイントや、どうやって問題が解けるようになったかを
書いていこうかなと思っています。


先生ではないので、あくまで一般人の簿記3級に受かった人が
こんな感じでやってたよ~という感じで見て頂けたら嬉しいです。

(「明らかにそれは間違い!」という部分があったらご指摘いただけると幸いです)


損益計算書・貸借対照表の区分を覚えましょう? 無理!


簿記を学ぶ上で、絶対に欠かせないのがこの2つの表。


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導入部分は簡単で分かりやすかったものの、いざ本題部分が始まると

「とにかくこれが大事なので、まずはしっかり覚えていきましょう!」

という感じで参考書が始まりました。



しかし、とにかく暗記が苦手なのり子は、

「…よし覚えた!」→「…忘れた!」→「…よし今度こそ覚えた!」→「…あれ?」

ということを繰り返していました…。




「語呂合わせで覚えよう!」と思ってやってみましたが、
まったくいい案が思い浮かばず断念。


なので、いったんこの表は無視して、ひたすら仕訳を勉強していきました!




~めちゃくちゃ余談~


ちなみに、今ブログ書くのに語呂合わせを思いついたんですが、


<貸借対照表>
(右上から)借金(負債)を抱えたシホさん(資本)が、
      玉の輿にのってお金持ち(資産)!


<損益計算書>
(右から)儲けよう(収益)と思い、ヒヨコ(費用)を育てたらニワトリに、
     時(当期)が過ぎたら卵からジュエリー(純利益)!


とかどうですかね?笑




…誰か他に、既に良い案考えられてそうですね。



やっぱり現金だいじ! 「何はともあれ現金で考える!」戦法


仕訳をするにあたり、『現金』を中心に全てを考えていました。


現金の「増」は、「借方(左)」ですよね。
これは簡単なので覚えるとして、空いている方に相手勘定をどんどん入れていきます。



・現金で物を売り上げた!

現金「増」なので、現金は「借方(左)」。
ならば『売上』は「貸方(右)」。


(借方)現 金 100  (貸方)売 上 100



・現金で物を仕入れた!

現金「減」なので、現金は「貸方(右)」
ならば『仕入』は「借方(左)」。


(借方)仕 入 100  (貸方)現 金 100


・現金で経費を払った!

現金「減」なので、現金は「貸方(右)」
ならば『経費(例えば消耗品費)』は「借方(左)」。


(借方)消耗品費 100  (貸方)現 金 100




などなど…。



こんな感じで、仕訳できる項目がどんどん増えていきます!



継続して勉強していくためにも、まずはつまづかず、イヤにならず、
勉強を継続していけるようにすることが大事かなぁと思っています。


なので、テキストの仕訳項目をじゃんじゃん進めていけるように、
自分なりにまずは理解していくことがモチベーション維持にも繋がっていきますよ!




でも、ここでまた問題が…。



『売掛金』ってなんやねん問題


『売掛金』『買掛金』
経理未経験の私には初めて聞くワード。


頭の中では「あ~ツケ払いってことね!」と何となく理解しているものの、
仕訳になると意味不明な状態に…。



それもそのはず、

『売掛金』=「資産」

『買掛金』=「負債」

なのですが、


先ほど出てきた表を覚えていないので、
借方なのか貸方なのか、分からないのです。


『売掛金』=「借方」と機械的に覚えてもいいとは思うのですが、
その暗記すらしたくなかった(というかいつもあやふやになった)ので、
ここでも「まずは現金で考える!」戦法を使いました!



『売掛金』の仕訳の考え方


① 最終的には、お金を回収して、売上をたてる必要があるので

 (借方)現 金 100   (貸方)売 上 100

  という仕訳になるはず!


② 『売掛金』は、現金がまだ入っていない状態なので、
  現金のポジションと置き換える!

 (借方)売掛金 100  (貸方)売 上 100

  ↑ これ が売掛金で物を売った時の仕訳。


③ 『現金』を受け取ったら『売掛金』は不要なので、
  反対側に持ってきて『売掛金』を消す!(逆仕訳)

 (借方)売掛金 100  (貸方)売 上 100  ←②で行った仕訳

 (借方)現 金 100  (貸方)売掛金 100  ←お金を受け取った時の仕訳


              ⇓


 (借方)売掛金 100  (貸方)売 上 100  
 (借方)現 金 100  (貸方)売掛金 100

  売掛金は支払われて必要ないので、相殺されます


              ⇓


 (借方)現 金 100  (貸方)売 上 100  ←最終的に残るのはこの仕訳



という感じで、頭の中で考えて仕訳をしていっていました。




初めはいちいち考えるので時間がかかりますが、
仕組みも何度も繰り返すうちに理解が定着していきます。


『売掛金』は「借方(左)」と覚えるので、
『買掛金』は逆の「貸方(右)」と繋がっていきます。


ここらへんから簿記が少しずつ面白くなってきました!



「何はともあれ現金で考える!」は、『現金過不足』でも使えるよ!


ちなみに、この考え方は『現金過不足』でも使っていました。



<例1>

帳簿より実際にある現金の方が多い場合
(帳簿上は100、現金は300とする)


実際にある現金に帳簿の金額を合わせるので、
帳簿上の現金を200円増やす必要があります。


つまり現金「増」なので、借方(左)ですよね。
なので、空いている方(貸方)に『現金過不足』勘定を入れます。


(借方)現 金 200  (貸方)現金過不足 200




<例2>

帳簿より実際にある現金の方が少ない場合
(帳簿上は300、現金は100とする)


実際にある現金に帳簿の金額を合わせるので、
帳簿上の現金を200円減らす必要があります。


つまり現金「減」なので、貸方(左)です。
あとは同じように反対側に『現金過不足』を入れるだけ。


(借方)現金過不足 200  (貸方)現 金 200





まとめ



王道の解き方ではないですが、自分なりに工夫して
少しずつ進めていけるのはやっぱり覚えやすいですし忘れないし、
そしてだんだん分かってくるこの感覚、楽しいです!


もしのり子のように、初めの初めで行き詰られている方がいらっしゃれば、
ヒントなんかになれば嬉しいです。